結論としてその答えはYESでもありNOでもあり、結局は運用次第です。あらゆるセンサーと安全装置が搭載されていて、通常の運用では墜落するリスクはほとんど無くなってきました。大半の事故は整備不良や状況判断の誤り、安全確認の甘さなど人為的なものと言えます。MAVIC MINIでさらにそのリスクが高まることでしょう。もちろん一方でイノベーションとして素晴らしいことでもあります。
NOと言える一番の理由は、人です。操縦する側の総合的な技術、法令、社会全体がまだ追いついていないわけです。(2019年11月末現在)
MAVIC MINIを室内で飛行させるとATTIモード(GPSなし)でもほぼぶれること無くホバリングしてくれます。2020年にはこれとマイクロドローンHD機(さらには4K)でカメラの3軸ジンバルを搭載したU199の機体が出てくるような気がします。
というわけでドローンの安全性は急速に高まり、ヒューマンエラーも各種のセンサーやアラートで軽減されてきています。自動車のようにあたりまえになる時代も近いと言われています。考えてみれば自動車事故は毎日数百件発生しているわけですし、危険度で言えば圧倒的に高いですよね。とは言えドローンそのもので起こる事故の規模は小さいですが、航空機や自動車事故の原因にはなり得ますので、十分に気をつけたいと思います。