microHD Beta75Xが来ました

先日の講習で見せていただいた、75Xが届きました。カスタム済みで、RunCum Split Mini2を搭載した機体です。

バッテリーを含めても78g。これで1080P/60fps、つまりフルハイビジョン相当の撮影が可能です。

この機体を目視外飛行(FPV=First Person View)させて、それを録画する(DVR=Digital Video Recorder)わけですが、この機能が付いたゴーグルもFAT SHARK HDO購入。見ての通りまだ開封もしてませんが、技術的なことや知識面も含めてしっかり進めて行きます。

DPCAマイクロドローン短期集中講習

マイクロドローン撮影の第一人者である、シネマレイ代表の増田勝彦さんが講師とあって期待していた以上に濃い内容でした。また増田さんのマイクロドローン撮影にかける熱い想いが伝わってきました。

実際の現場で使う機材やその取り扱い、メンテナンス、最新の機体までワークショップ形式で、今欲しかった情報をいともあっさりと開示していただきました。

FPV(=First Person View)飛行も重ねどうにかこうにか成果も出せました。あくまで目的はビジネスなんですが、子供の頃に初めてラジコンを操作したときのような感動があり、マイクロドローンならではの映像の世界に没頭したくなります。増田さんをはじめ、DPCAのスタッフ、同じ講習の参加者とも交流ができ、次のレベルにようやく進められるようになりました。

360度カメラの世界

RICHOのTHETAで撮ってみました。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

ずいぶん普及してきましたよね。SNSでのいわゆる「映え」を狙ったものとして手軽に使えますし、賃貸住宅のサイトなどでも多用されています。YouTubeなどでのライブ配信も増えました。

空間を丸ごと撮影できるので、撮ってはいけないものまで写りますし、さらに手持ちの場合は撮影者本人の爪先までクリアに映りますので注意も必要です。映像編集の素材にしても面白いですね。個人的には撮影現場調査(ロケハン)に最適なツールです。

空撮のコンディション 風

ドローンでの空撮はスチール、動画に関わらず風が天敵です。天敵というか、戦ってはいけない相手です。強風の場合は飛行中止、これが大原則。一般的に国交省の定める風速5メートル以下なら安定した飛行が可能で、それを越えてくると機体が不安定になります。飛行前に離陸ポイントで風力を確認するのですが、問題は上空。地上で風速5メートル以下でも、上空では10メートル近いことも。その場合はアラート表示がでるので、速やかに着陸させる必要があります。またビルなどの建物や山間部の谷間などでは予想外の風が吹いていてヒヤリとすることも。万が一墜落させてしまうと最悪の場合、人命に関わることも。二次的な事故も考えられます。もちろん機体も損傷しその仕事を達成できず、クライアントにも迷惑がかかってしまいます。何よりもそれを判断する予測が大事ですので、必ず事前に「風予報」をチェックしています

Yahoo!天気予報の風予測。地上だけでなく「上空の風」もあるので重宝します。この場合、上空で10メートルを超えているのでアウト。今日のロケは中止です。残念。

ドローンに限らず、安全第一。納期を急ぎたい気持ちはクライアントと同じです。こればかりはご理解いただかないとどうしようもありません。

マンション眺望 テスト撮影

新築マンションの販促素材として、バルコニーからの眺望を想定した撮影依頼があり、その現地調査とテスト撮影を行いました。あいにくのコンディションながら、フロアごとの眺望の違いはリアルに伝わりそうです。ただ逆光の程度は確認できず、当日の調整になります。

テストでは空が1/3になるようチルト(カメラの上下)を調整しました。差を強調するならチルトは水平固定が良いのかもしれません。
風は地上で1〜4m/sと上空でも安定していたものの、高度10m以下ではビル風の影響か機体がやや不安定になることも。もちろん危険なレベルではなかったのですが、今後の参考にしたいと思います。